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回虫持ちの子供たちは、スギ花粉まみれでも花粉症にならなかった
「私が言いたいのは、そんな"回虫持ち"の子どもたちでもみんな元気いっぱいだったことです。
お腹に虫がいることは、それほど悪いことではないのです。」
と、藤田紘一郎さんは言います。
藤田さんは、「虫持ち」だった自身の子供時代の経験から、花粉症と寄生虫との関係についても語っています。
近年の花粉症の増加は、大気汚染による免疫増強因子の増加や、都市化および住環境の変化、スギの植生・花粉飛散量の増加など、様々な因子が関与しているといわれています。
しかし、藤田さんによれば、大気汚染はフィルター等の技術のない昔のほうがひどく、スギ花粉にしても昔から飛んでおり、それでもその頃花粉症になる人はほとんどいなかった、とのことです。
それどころか、子どもの頃は、みなで花粉まみれになって遊んでいたといいます。
このような「花粉まみれの"回虫持ち"」だった少年時代の経験が、藤田さんが「寄生虫がアレルギーを抑える」研究を始めるヒントになり、最終的に腸内細菌の働きに注目することにつながっていったのです。私が子どものときは、みんなスギ花粉まみれでした。スギ鉄砲といって、竹筒でスギの実をパチンと撃つ遊びのために、花粉でまっ黄色になりながらスギの実をたくさん拾い集めたものです。
女の子に「金髪にしてあげるよ」と言って、花粉を髪の毛にいっぱい塗ってあげたこともあります。女の子にモテたい一心で編み出した遊びですが、女の子にも非常に喜ばれました。
私たちの時代は、誰も彼もそんなふうにスギ花粉まみれでしたが、子どもたちは誰も花粉症になりませんでした。
藤田さんは著書で、
「花粉症は回虫をはじめとする『寄生虫感染率が急減したこと』が大きな原因」
と書いていますが、言い換えれば、
「花粉症は腸内細菌の働きが悪化したことが大きな原因」
ということなのでしょう。
(「アレルギーの9割は腸で治る!」の中には、結核菌と花粉症の関係についての、次のような記述もあります。)
ところで、「BCGを受けた子ども、なかでも追加免疫を受けた子どもほど花粉症になりにくい」というデータがあります。これは耳鼻科の先生方が言い始めたことで、結核菌が花粉症を抑えていることがわかりました。
結核菌は、細胞内寄生菌(病原菌)の増殖を抑制する働きがあり、この免疫系が強いとガンを抑え、またもう一つの免疫系が強いと花粉症だけでなくアトピーやぜんそくなどのアレルギーにもなりにくくなります。
結核菌はこの2種類の免疫系を強くするのです。
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