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雨宮処凛「アトピーの女王」を読んで(2)

2011 - 12/25 [Sun] - 13:28

アトピーの女王 雨宮さんのアトピーの辛さは、アトピーという病そのものの辛さもさることながら、それにまつわる深刻な「いじめの問題」にもありました。

 子供の頃より、クラスメイトから「汚い」「病気がうつる」「バイキン」「近くに寄るな」「死ね」「ゾンビ」「おばあさん」といった罵詈雑言を容赦なく浴びせられ、そのいじめは小学校の高学年に行くほど酷くなったといいます。

殴る、蹴る、パシリにされるなどは日常茶飯事で、遠足に行けば、わざわざ持参したケシゴムのカスを頭からかけられ、冬になれば雪に埋められた。そのうち金品などもとられるようになり、イジメはだんだんエスカレートしていった。そして私はさらに卑屈になり、そのストレスからかアトピーはひどくなり、イジメももっとひどくなるという悪循環にハマっていった。

 そして、雨宮さんはそれら一連のいじめの中でも、特に小学校6年生のときの出来事を詳しく記しています。

ある日、放課後にクラスの女の子たちと学校に残っていた。みんなで喋っていると、誰からともなく私のアトピーを「確かめよう」ということになった。私は数人の女の子に身体を押さえられ、着ていたトレーナーを脱がされはじめた。大きな声で叫んで抵抗しても、みんなゲラゲラ笑いながら私の服を脱がせた。その場には同じクラスの男の子もいて、怖いもの見たさなのかニヤニヤしながら黙って見ていた。あっという間に私は無理矢理上半身裸にされた。
たいしたことないじゃん
 慰めか単なる感想かわからないけれど、女の子たちはそういった。

 普通、このような目に遭えば、泣いて逃げ帰ってしまうか、泣きながら怒って友達に向かっていきそうなものです。
 ところが、そのとき雨宮さんが取った行動は、痛ましいものでした。

「顔から火が出るほど恥ずかしくて涙が出そうになったけど、私は慌てて服を着て、涙をこらえてただ曖昧に笑った。

 この笑いの意味を、雨宮さんは次のように書いています。

笑わないと気が狂いそうだった一度でも自分の感情を出してしまうと、もう自分をとめられない気がした。ずっとずっと我慢していた。全然治らないアトピーへの怒り。イジメへの怒り。なんで自分だけがこんな目に遭わなきゃいけないのかという怒り。そういうものを、とにかく封印していたかった。自分の感情を抑え続けなきゃ、全部が爆発してもう取りかえしのつかないことになるような気がした。

 その後、雨宮さんはアトピーという言葉をも封印した、といいます。自分がアトピーであるということも自分では認めないようになり、いじめのことも家族には決して言わなかったそうです。

 その代わりに、勉強部屋で一人、アトピーの患部を無理矢理掻きむしったのだといいます。

 アトピーという病気の辛さ以上に、自分という存在そのものを否定される辛さ。

 雨宮さんはそれををずっと味わわされたのだと思います。

 そして、それは学校の友達にとどまらず、本来なら一番の味方のはずの医師たちからも浴びせられています。

皮膚科医に怒鳴られるのには慣れている

と、あっさりと書く雨宮さんですが、ある皮膚科で、処方されたステロイドが合わなかったのか、肌がかぶれたようになり、慌てて駆け込んだときのエピソードが書かれています。

「なんかこの塗り薬効かないみたいなんですけど…」
すると医者は、「なにっ! 一番強いステロイド出しているのに効かないとは何事だ!」と猛然と怒り狂ったのだ。
 そしてステロイドのランクが書いてある表を出し、私に見せた後、さらに怒鳴った。
「いいか、この中で一番強い薬を使ってるんだ! これ以上強い薬なんてこの世にないんだ! それで効かないんだったらもう終わりだ! それにこんな強い薬使っているとおかしくなるんだからな!

 医者は言っていることの矛盾に気付く様子もなく怒鳴りまくるだけだった、といいます。
 さらに、この医者はその後も雨宮さんが病院に行くたびに、

なんでちっとも良くならないんだ! どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」

などと、ものすごい勢いで怒ったのだといいます。

 ところが、あるとき、この医者が火傷をした老婆に優しく親身に接する姿を雨宮さんは知ってしまいます。
 本来は自分の順番なのに優先し、診察後も20分以上世間話をする医者の様子から、雨宮さんには、この医者が少しもよくならないアトピーを嫌っていることがわかったのです。

 そして、いつも「ゴミ以下の扱い」を受け、怒鳴られるのが怖いあまりに、使う気もない高価な石鹸を買わされていることに、「どうしてこんなひどい扱いを受けなくてはならないのだろう」と憤るのです。

 悔しかった。でも、怒りを飲み込んだ。小さい頃からいつもこうだ。自分は全然関係ないのに、アトピーが勝手に良くなったり悪くなったりで、怒られたり怒られなかったりする。そのたびに、私はまたひとつ、何かを諦めるのだ。しょうがない、と思って怒りすらも飲み込むのだ。感情を殺したり、我慢したりすることには慣れていた。そうしているうちに、怒りたくても怒れなくなってしまった。怒ろうとしても、怒ったところでアトピーが治るもんじゃない。だから先に諦めてしまうのだ。そして諦めることが、私に唯一残された楽になれる方法なのだ。全部無駄。何をやっても無駄。いつの間にか、私はアトピーだけでなく、何に対してもそう思うようになっていた

 ひたすら自己の存在を否定され、感情を押し殺して生きていかなければならない。いろんなことを諦めなければならない。
 そんな、自分で望んでもいない人格が形成されていく。

 雨宮さんにとって、本当のアトピーの辛さは、実はそこにこそあったのではないか、と思いました。


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